こんにちは。当院長のゆうたろうです( ・∇・)
さて、昨日は私が所属している経絡治療学会の徳島部会でのリモートでの研修がありましたので、その感想を書いていこうと思います。
まず、最初は「腎」に関してのお話です。
東洋医学で言う腎には、主にこのような働きがあります。
・引き締める
・固める
です
腎と言うのは身体の元気などをそこに固める働きがあります。
また、水に関連した事を制御しているのも腎だと言えます。
この腎の引き締めるや固めるの働きが衰えると、お腹周りの部分に脂肪がつきやすいって言われています。
加齢による水太りがそうですね。
確かに私自身も年齢と共に近頃、腎が衰えてきてお腹周りに脂肪が出てきた気もしますので、気をつけないといけません(笑)
また、足裏がほてって温かいって言うのは、この腎の水がそこまで巡っていないと考えれます。
つまり、この腎の衰えがもし、何かしらの理由で酷くなれば徐々に冷え性に傾くと考えれます。
身体の元気の衰えの一つの症状に「ホントンキ」というのがあります。
これは子豚がとっととっと〜と下から突き上げてくるような現象に見えるって事で、このように名付けられました。
この状態になるとまるで喘息のような呼吸困難だったり胃が悪いような状態になります。
これは先程の元気を固める力が弱った為に、その元気のエネルギーが胸や胃で停滞した為に、起きる現象です。
ですので、この場合、この上に昇ったエネルギーを下に引き下ろす必要があります。
昨日は漢方に詳しい先生による講義もありました。
漢方と私達が勉強しているこの鍼灸は考え方は同じような部分があります。
例えば、イライラしやすい人がいるとしましょう。
鍼灸だとこのイライラの原因となるのは、「血」が関係しています。
ですので、鍼灸だとこの血が不足した大元なる所の元気をつけてあげる為に、ツボを利用して鍼やお灸をします。
漢方も同じような考えで、この「血」が不足だと、考えれるなら、漢方の薬物の中にこの「血」を増やしてあげるような処方をしてあげよう!ってなります。
つまり、アプローチの仕方が双方とも違うだけで、考え方が一緒だと言えます。
でっ、漢方の方が昔の書物では、アプローチの仕方が沢山あり、その為、鍼灸と漢方を両方している先生もいます。
私の師匠もそのうちの1人です。
今回のお話でいけば、この血の不足の際に原因になるのが東洋医学的には「肝」なのですが、それが時により酷さが増すと、あえて肝を通り越して、さらに血の製造元となる「脾」が原因になるってお話がありました。
この状態だと血が薄まりすぎてまとまれずに、出血がするのだとか。
心身共に疲労感、全く眠れないや何も考えれないってのが症状として現れるみたいです。
つまり、このような状態だと従来の「肝」を元気にするような鍼灸だけではなくて、それと同時に「脾」も元気にするような施術も必要って言えます。
確かにこの考え方って、たまにあり得る事ですので、私も注意して患者さんのお身体をしっかりと見て判断せねばいけないと駄目だなぁと思いましたね。
最後は私の師匠の講義です。
今回は頭痛です。
頭痛って一言で言っても色んな頭痛があります。
例えば頭全体や頭の横側だったり、後ろだったりとか、色んな頭痛がある訳ですね。
ですから、頭痛の鍼灸施術においては、まず、①どの部位が痛いのか?しんどいのか?を明らかにする必要があります。
続いて、②それがどのような原因によって起きているのか?を考えて鍼灸施術をする必要があります。
今回の内容で言えば、今回の頭痛は「物の不足」からくる頭痛です。
物が不足した結果、そこに熱が発生して、その熱が上に昇ります。
昇った熱が頭の部分で滞って起きる頭痛が今回の物の不足によって起きる頭痛です。
この場合、この不足した物を補うような鍼灸施術が必要になります。
このような状態の場合、特にお腹の状態として多いのが、左の脇の辺りの抵抗や張りです。
これはよく、言いたい事を我慢しているやストレスが多い人がこのような状態になる事があります。
つまり、しっかりとこの不足を補う事で、これらの症状が緩和するって考えれます。
ここに関しては以前、当ブログのストレスに関するブログでもちょこちょこ取り上げている内容ですね。
近々、少し前に来た胃痛で似たようなお腹の状態の方がいましたので、その例もブログに書いてみようと思います。
このように昨日は腎のお話、漢方のお話、頭痛のお話って流れで、気がつけば時間があっという間に過ぎて、お昼までの講義が終わってました。
割とリモートでの講義がある日や先週の実技練習にしても、こう言った研修がある日は、あっという間にお休みが終わる気がしますね。
コロナでまだまだ世間的にはバタバタしてますが、以前ほど家での自粛がなくなったのはそれだけでもストレス減な気もしますね。
ただ、まだまだコロナや日常生活によってストレスが溜まり不調を訴えている方も多い気もします。
そんな時にこそ当院では鍼灸をオススメします。
目に見えないからこそストレスと言うのは、気がつかないうちに溜め込む方が多いような気がします。
溜め込みすぎると、ひょんなきっかけで痛みへと発展する可能性がありますので、そうならない為にも一度、身体のメンテナンスを時間をかけてしてみてはいかがでしょうか?
では、本日もここまで読んで頂きありがとうございます✨
また次回のブログでお会いしましょう(^∇^)
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