こんにちは。当院長のゆうたろうです( ・∇・)
さて、昨日は同じ鍼灸師仲間が集まっての恒例の実技練習をしてきました。
場所はいつもと同じ、守山鍼灸整骨院です。
今回、モデルになった方は日頃の疲れと腰痛、足の痺れが出ているって事でした。
お腹はこのようになっています。
まず、緑の部分ですが、疲れが酷い方はこの緑の部分に反応が出やすいです。
ここを押さえた際に何かしらの痛みだったり抵抗があったりします。
今回の方で言えば、この抵抗が強いので、鍼でこの抵抗を緩和さす事を目的とします。
また、お腹の水色の付近からこのおへそ周辺が少し冷えていて力がないような感じもありました。
お腹の理想的な状態と言うのは、赤ちゃんのようなふっくらしたお腹だと言います。
人は成長と日々の仕事や生活により、何かしらの疲労が蓄積されると徐々に疲労が溜まり、その状態がお腹や脈へと現れます。
私達が学ぶ経絡治療は、お腹や脈、お話からその人がどの部分が弱って今回の辛い症状が現れているのか?を考えて鍼灸施術します。
今回はお腹の抵抗や冷えが疲れからきていること、その状態だと水に関連した筋肉の潤いが弱ったとされる事からそれに関連した臓腑の機能が弱り身体のバランスが崩れて、柔軟性が失われその結果、筋肉が硬くなり痺れへと現れていると考えてみました。
このれを踏まえて脈を確認すると、脈も全体的に沈んで、力がないような感じですのでまず、身体自体を元気にするような鍼灸施術をしても問題なさそうって事で、いつもの手と足を利用してまずは身体全体のバランスを整えるように鍼灸をしていきます。
イメージとしてはこんな感じです。
これをした後は先程の全体的に沈んでいた脈が元気が出てきて、お腹の緑の部分の抵抗が少し和らぎました。
鍼灸をした後に何かしらの反応があれば、自身がした鍼灸が効果があるorないの目安になりますので、今回は反応が出ましたので、次にうつ伏せになってもらいます。
うつ伏せの際に鍼を刺したまま置いておく「置鍼」ってやり方をします。
イメージとしてはこんな感じになります。
この「置鍼」の際に一番しんどい場所にプラスアルファとして追加で手を加えていきます。
例えば、今回で言えば腰からくる痺れですね。
痺れに関連するのは腰と臀部の硬さです。
ですので、今回は臀部の硬さが特に気になったので、臀部に少し長めの鍼を2本ほど刺しました。
例えば、腰の状態が酷い方でしたら、ここから腰を温めながら鍼をしたり、鍼をした後にお灸(棒灸や温灸)をしたりします。
今回は実技練習ですので、長めの鍼を刺してどう変化するのか?を確認の為、この施術方法でいきました。
この練習後は、最初のお腹の緑の部分の抵抗は少し緩和され、最初のお腹の水色の部分の冷えも少し温まっていたので、施術方針としては決して悪くないかな?って判断になります。
鍼灸と言うのは、その場の効果ももちろん大事でもありますが、例えその場の鍼灸施術後に変化がなくても、後引きで効果が著名に現れる事があります。
その判断基準が最初の脈だったりお腹の状態になります。
その為、今回で言えば、まず①脈が全体的に元気が出てきた事②脈が最初と比べて柔らかい良い脈になった事③お腹の抵抗と冷えが少し和らいだ事
以上の3点から、後引きで後々、変化が出るって考えた訳です。
このように定期的な実技練習では、日頃の施術よりより細かく変化を見ながら練習をしています。
また来月もしますので、その時の出来事をここに書こうと思います。
本日はここまで読んで頂きありがとうございます⭐️
また次回のブログでお会いしましょう✨
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