こんにちは。当院長のゆうたろうです( ・∇・)
さて、本日は少し前に更年期障害により、汗が突然で出して、しんどい!って方が来院された時の当院での鍼灸施術の考え方とそれに対するアプローチの仕方を書いていこうと思います。
まず、更年期障害と言えば、西洋医学の考え方で言えばホルモンのバランスが崩れて発生すると言われてます。
では、東洋医学ではどう考えるか?って所ですね。
以前、何処かでお話ししたかもしれませんが、人の身体と言うのは基本的に色んな臓器などが、温かいエネルギーと冷たいエネルギーを常に、身体全体を巡らせています。
ざっくりとしたイメージで言えばこんな感じですね。
東洋医学では各臓器がそれぞれの役割があり、常にこのエネルギーのバランスが崩れないように、常に働いています。
しかし、ちょっとした働きすぎによる疲れだったりだとか、季節変わり目による外部からの変化など、各臓器が何かしらの原因で弱っていると、ちょっとした事でこのバランスが崩れます。
そうするとこの温かいエネルギーと冷たいエネルギーの循環が崩れて、その熱が上半身に留まればそこに熱が渋滞して、肩凝りや頭痛などの症状が現れたりします。
逆に冷えが何処かで留まれば、冷え性だったり足のむくみやだるさなどの原因にもなります。
このようにバランスがどのように崩れたか?で色んな症状が現れると考える訳です。
では、今回の更年期でも同じような事が言えます。
更年期障害では、この各臓器の働きが何らかの原因で乱れた事により、足が冷えて上に熱が滞った状態だと言えます。
ですから、鍼灸施術により、熱いエネルギーは下に引きおろして、冷たいエネルギーは上に巡らしてあげる事により、更年期障害特有の障害が緩和されます。
今回の方で言えば、とにかく突然、汗が出るって事でした。
足を触ると案の定、冷たかったです。
ですので、足をしっかりと温めて、弱った臓器の元気をつけてあげる方針で鍼灸施術をした訳です。
温める事で特に良いのが、こちらの「へそ灸」です。
へそ灸は冷え性や胃腸が弱った方には特に良いですが、それ以外にも今回のような身体の巡りが悪い方にも効果的です。
こちらのお灸をしながら、手と足に鍼とお灸をしていきます。
イメージとしてはこんな感じです。
その後、うつ伏せで鍼を置いておく「置鍼」ってやり方で約10分ほど寝て頂きます。
イメージとしてはこんな感じです。
これをする事で鍼をしているツボから筋肉がじんわりと緩んで、身体全体の巡りが良くなります。
また、今回の更年期の方で言えば、足の冷えを特に温める必要がありますので、この画像のように足元に箱灸を置いて足も一緒に温めておきます。
その後、身体全体がじんわりと緩んで身体も温まってきたので、残っている肩や腰などの頑固な凝りをこちらのお灸で取っていきます。
このお灸は膝や肩、背中などに置いてじんわりと温める事で余計な熱を発散させるお灸です。イメージとしてはこんな感じになります。
ちなみによく熱そう!って言われますが、これ自体は全部は燃やしません。
丁度熱すぎない所で、こちらで取りますので火傷などの心配もありません。
これが終わった頃には、身体が全体的に温まり、頑固な凝りも緩んで身体が軽くなる感じを実感して頂けると思います。
最後に鍼で気になる所を微調整して、鍼灸施術は終了となります。
イメージとしてはこんな感じになります。
このように当院では更年期障害でお辛い方に対してはお話や脈、お腹などから、どのようにバランスが崩れて、症状が出ているのかを考えて鍼灸施術をする訳です。
どうしても人間は節目ごとに体質が変化するので、その過程で身体のバランスが崩れて不調症状が現れやすかったりします。
しかし、鍼灸施術でそのバランスを微調整する事で日常生活を元気に過ごせます。
更年期でしんどい!って方は、一度、当院でしっかりと鍼灸施術を体験してみてはいかがでしょうか?
では、本日もここまで読んで頂きありがとうございます⭐️
また次回のブログでお会いしましょう(^∇^)
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